動物にも生活習慣病が急増中


動物の主な死因も・・・生活習慣病

現在ペットとなっている犬と猫は各1千万匹を超え、すでに15歳以下の子供より多くなっています。15年前までのペットの死亡原因は、フィラリア・伝染病・交通事故が上位を占めていました(フィラリア:寄生虫で、寄生されると心臓・肺・肝臓・腎臓など様々な異常をきたす)。しかし最近は、糖尿病・ガン・腎臓病などの生活習慣病が死因の約7割を占めています。

肥満はペットにも大敵

全ての生活習慣病のもととなるのが、肥満。統計によると「自分のペットが太り気味である」と感じている人は4割以上もいます。ペットのかわいさに負けて余分に食べ物をあげるのは、かえってペットのためになりません。また、自分の運動不足解消にもなりますので、散歩には積極的に出掛けましょう。

最初の“しつけ”が大切

犬の生活習慣病を予防するためには、子犬の頃からのしつけがとても大切です。犬は生後6〜7ヶ月までが育ち盛りで、この時期に十分な睡眠と適度な運動をさせないと、脳や筋肉や骨などが未発達のまま成犬になってしまいます。子犬の時に構いすぎて睡眠不足にさせたり、逆に感染症を恐れて家の中の決まった場所に入れっぱなし、といったことは避けましょう。

ストレス性疾患も増えている

アニマルセラピーという療法があるほど、動物は人間にとって癒しとなるものです。ペットとの触れ合いよって、人間の高血圧が改善したり、うつ病が回復したりという事例があるそうです。その一方で、ペットのストレス性疾患は増えています。飼主との関係や一緒に飼われている動物からのストレスなどが多く、特に皮膚炎や脱毛といった症状が出やすいそうです。

  


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