心の病〜低血糖が原因かも・・・


うつ症状・・・低血糖が原因かも

血糖値が下がると、空腹感や脱力感に襲われるだけでなく、記憶力や理解力も低下します。「低血糖」は、糖を摂らなさ過ぎる場合だけではなく、逆に急激に血糖値を上げる砂糖たっぷりの食品を摂った場合に起こることが多いのです。一度急激に上がった血糖値が急激に下がるといった血糖値が乱高下する低血糖症の人には、イライラ、怒り、眠気、疲労感、うつなどの症状が現れることがあるのです。

急激に血糖値を上げる食品は要注意

低血糖症を引き起こしやすいのは、急激に血糖値を上げる食品です。食品が血糖値を上げるスピードを数値化したものがあり、グリセミック指数(GI)と呼ばれ、急激に血糖値を上げる食品ほどGI値が高くなります。砂糖を含んだお菓子や甘い清涼飲料水などが最もGI値が高い食品です。

低GI食品を摂ろう

反対に、食べてから血糖値をゆっくり上げる食品は「低GI食品」と呼ばれます。野菜、キノコ、海藻、大豆、肉、魚介類などが「低GI食品」ですので、低血糖症の人は積極的に摂る必要があります。また、注意したい食材が米類や麺類です。玄米やソバは低GI食品ですが、白米やモチ、ウドンやソウメンなどは高GI食品となります。

乱れた食生活や生活習慣が引き金に

低血糖症による血糖値の乱高下は全ての人に起こるわけではありません。しかし、低血糖症となる原因は誰にでも心当たりがあるものです。砂糖や精製デンプンの摂りすぎ、ビタミンとミネラルの不足、過度のストレス、アルコール・ニコチン・カフェインの過剰摂取などです。このような食生活や生活習慣をしている人は、いずれ低血糖症になる危険度が高いといえます。

  


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