メタボ予防〜自律神経がカギ


自律神経が食べ物の消化を促す

私たちはふだん意識せずに食べ物を消化していますが、これらは自律神経の働きによるものです。交感神経の働きが高まると、脂肪を分解してエネルギーに変える働きが活発になるのです。自律神経の働きが鈍くなると、食べたものを上手にエネルギーに変えることができなくなり、脂肪をため込みやすくなってしまうのです。

朝食が大切

肥満解消のためには、日中できるだけ交感神経を効率よく働かせて、脂肪を燃やしやすい身体をつくることがカギです。そのために大切なものが朝食。自律神経の働きが副交感神経から交感神経へと切り替わる朝は、食事を抜かずに交感神経を目覚めさせるようにしなければなりません。

タンパク質を積極的に摂ろう

バランス良い食事を摂ることが大切ですが、特に大切な栄養素はタンパク質です。良質なタンパク質は、交感神経の働きをより高めてくれます。納豆や豆腐などの大豆製品や魚などは、積極的に朝食で摂りましょう。食欲がない日や、寝坊して時間がない時であっても、バナナだけでも食べましょう。

座り仕事の人は、手先や足先を動かそう

通常昼間は交感神経が活発に働く時間帯です。しかし、オフィスワークなどで同じ姿勢のまま座っていることが多いと、自律神経の調節がうまく出来ずに代謝が下がってしまい、昼間に交感神経がうまく働くなることもあります。手や足の指先を動かしたり押したりして刺激すると、交感神経が活発に働きだすようになります。座りながら簡単に出来ますので、ちょっとしたリフレッシュも兼ねて試してみたらいかがでしょうか。

  


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