健康のために、上手に赤と青を使おう


目隠しでも分かる 赤と青の違い

目隠しして「赤い部屋(壁や家具を赤くする)」と「青い部屋(壁や家具を青くする)」にそれぞれ入ってもらう実験で、同じ人でも、それぞれの部屋で「体温」「血圧」「呼吸」の状態が全く違うことが分かりました。「赤い部屋」では体温が上がり、血圧や呼吸数も上がったのですが、「青い部屋」では体温は変化せず、血圧や呼吸数は下がったのです。

青は寝つきを良くする

眼で見ていなくても身体への影響力があるならば、眼をつぶっていても効果があるわけです。青は落ち着きを促し、心身の回復力を高めます。眠ろうとすると神経が高ぶってしまって眠れない人は、寝室のインテリア、寝具、寝巻きなどを青系統にすると良いかもしれません。緊張や不安を和らげますので、起きていても精神安定剤の役割として使えます。

赤は冷え性に効果的

一方、周りに赤を揃えると体温が上がります。ですから、冷え性の人には効果的な色といえます。寒い時期には最適な色ですから、身に着けたりインテリアに取り入れたりしてみましょう。赤と青以外でも、暖色(赤系色)と寒色(青系色)では、心理的な温度差が3度以上もあるそうです。

ダイエットに赤と青を利用しよう

青を見ていると食欲が抑えられるので、ダイエットのためにはテーブルクロスや食器を青系色にするのがおススメです。逆に服は、青系を着ると空腹感を感じやすくなります。赤系色の方が、体温や血圧を上昇させエネルギーを多く消費することができるので、服は赤系色を着たほうがダイエットに効果的です。

   

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