「仮面うつ病」はビタミンB群不足?


身体の不調に出る「うつ」

憂うつ感や気分の落ち込みといった精神面に出ない「うつ」があります。症状は身体に出て、睡眠障害、食欲不振、全身倦怠、頭痛、肩こりなどが起こります。それが「仮面うつ病」。つまり、身体症状という「仮面」の下に「うつ」が隠れてしまっているという事なのです。

ビタミンB群不足が原因かも

真面目で几帳面、頑張り屋の人がなりやすいのですが、内科で検査しても数値に表れることが少ないため、色々な科を転々とするうちに症状が進行し重症に陥るケースも少なくありません。最終的には「仮面うつ病」を疑い、精神科や心療内科を受診することが多いのですが、実はこの「仮面うつ病」、ビタミンB群の不足から起こる場合もあるそうです。

ビタミンB群は老廃物を代謝する

身体が疲れやすいのは、身体にたまった老廃物がうまく代謝されないということも考えられます。ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝に働いています。さらに、ビタミンB群同士で働きを補完しあっていますから、B群のビタミンのどれが欠けても疲れやすくなってしまいますので、ビタミンBの各種は一緒にとるのが効果的です。

玄米と全粒粉がおススメ

ビタミンB群をまんべんなく摂ることができる食品は、玄米や小麦全粒粉です。B群は摂りだめ出来ない栄養素ですから、毎日の主食で摂ることがおススメです。精白したお米や小麦粉ではビタミンB群は落とされてしまっているので、毎日摂ってもあまりビタミンB群を取れないのです。その他、牛乳、卵、豚肉、鶏肉、大豆などにもビタミンB群が豊富に含まれています。

  


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