認知症予防には、これを摂ろう


葉物野菜が効果あり

「野菜を多く食べている高齢者ほど認知力が衰えにくい」という調査がアメリカで発表されました。特に、ホウレン草やキャベツなどの葉野菜を多く食べている場合に顕著だったのです。一方果物では、こうした効果は見られず、果物より野菜に多く含まれるビタミンEが関係している可能性が指摘されています。

イチョウ葉は欧米では医薬品

認知症に効果があるといえば、なんと言ってもイチョウ葉エキス。ドイツでは既に40年以上前から医薬品として使われています。ただし、自然のイチョウ葉には「ギンコール酸」というかぶれ成分が含まれているので、健康食品で摂る場合には、そうした成分をきちんと取り除いてある品質の良いものを摂りましょう。

ビタミンB6・・・長期記憶保存に効果あり

ある実験で、70歳の人たちに3ヶ月にわたってビタミンB6を毎日20mgずつ投与したところ、何年たっても忘れない記憶である「長期記憶」が改善されました。ビタミンB6は、カツオなどの青魚、レバーなどに多く含まれるほか、玄米や蕎麦といった穀類、バナナやキウイといった果物類にも多く含まれます。特に、タバコを吸う人やお酒を多く飲む人は不足しがちなので、なるべく多く摂るようにしましょう。

セレンとレシチンも忘れずに

セレンはミネラルの一種で、肉の内臓と魚介類に多く含まれます。ビタミンEと一緒に摂ると脳の血流がよくなります。また、レシチンという脂質の一種は、脳を構成する神経伝達物質の合成に欠かせない物質ですが、加齢とともに体内で生成される量が減少しますので、齢をとればとるほどたくさん摂る必要があります。卵黄にも含まれますが、コレステロールの心配がある人は、大豆製品から摂るのがおススメです。

    

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