食事からメタボ予防〜朝に炭水化物・昼に脂肪〜


空腹を感じるのは脳!

「お腹がすいた!」と感じるのは胃ではなく、脳の食欲中枢という部分です。脳の活動は100%ブドウ糖に頼っているため、血糖値が下がると、脳はブドウ糖を補充するために物を食べるよう指令を出します。まず炭水化物を食べて満腹中枢を刺激することが、必要以上に食べないようにするために大切なことなのです。

朝食の前に果物やフルーツジュースを

ご飯やパンにもブドウ糖が含まれていますが、それ以上にブドウ糖に変化しやすいのが砂糖や果糖です。そこで食事前の果物やフルーツジュースがおススメです。夕食から朝食までは一番時間が空いて、血糖値が最も低くなっていますので、朝食前の果糖摂取が特によいでしょう。

脂肪は昼食で摂りましょう

胃などの消化器官の働きは、朝起きたときから徐々に活動を始め、昼ごろに最も盛んになります。それ以降は徐々に下降線をたどり、夕方には半分くらいに低下します。ですから、脂肪やタンパク質などは、消化や吸収のよい昼に補給するのがよいといえます。

同じものなら昼食に食べたほうが痩せる!

一日一食だけ食べるという実験では、昼にだけ食べたグループが最も体重が減少したという結果になりました。このことから、昼食に食べたものはきちんと体内で使われ、肥満に結びつきにくいということが分かります。ちなみに、一番体重の減らなかったのは、夜だけ食べたグループ。夕食にたくさん食べる人が多いと思いますが、肥満予防のためには、その分を昼にまわして、夜は軽く済ませたほうが良さそうです。

  


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