手や首は定期的に休憩をとろう


「手根管症候群」

体の部位でいえば、なんといってもキーボードやマウスなどで過度の負担がかかる手の病気があります。例えば「手根管症候群」。「手根管」とは、手首の手のひら側の骨と靱帯の間のトンネル部分で、小指以外の4本の指の神経が通っていて、「手根管」を傷めると親指から薬指までの指にしびれが出たりします。妊娠出産期と更年期の女性に比較的多いので、そうした人は特に注意が必要でしょう。

こまめに定期的休憩を取ろう

他にも色々と「手に関するパソコン病」がありますが、いずれも使いすぎによる酷使が原因といえます。予防方法としては、とにかくこまめに休憩をとることが大切!出来れば30分に1回、長くても1時間で、5〜10分間は休憩をとり、手首のストレッチなどをするとよいでしょう。その他、手首の下にパットを置いて、手首とキーボートを水平にして不自然に手首を曲げないようにするのも一つの手でしょう。

最近増えている「姿勢性症候群」

最近増えているのが「姿勢性症候群」といわれるもの。これは、「背中を丸めて首だけ起こす姿勢」をとり続けると、屈曲した前傾姿勢で首と胸椎に継続的な力が加わって起こる疾患です。椎間板に負担がかかり、筋肉の圧痛や硬直、場合によっては神経過敏を伴うことになります。

短い休憩をとり、効率的に仕事をしよう

コンピュータにもたれかかるような姿勢でパソコンを打っている人は特に要注意!ただし、正しい姿勢で作業をしていたとしても注意が必要です。人間の体は、長時間にわたって同じ体勢を保つのに耐えられるようには出来ていないのです。何よりも肝心なことは同じ姿勢をとり続けないこと。ずっと座りっぱなしでパソコンを打ち、体に痛みを感じながら仕事を続けるよりも、きちんと定期的に休憩を取る方が、頭も体もリフレッシュして効率的かもしれません。

   

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