若くても骨粗しょう症になる!


20代で骨粗しょう症になる

最近20代でも骨がスカスカの人が増えています。偏った栄養摂取、無理なダイエット、運動不足が原因と言われています。通常であれば20歳くらいで骨量が最大となり、それから徐々に減っていくのですが、無理なダイエットを長期間行なったり、運動する時間が極端に少なかったりすると、骨量が十分に増えないうちに増加が止まってしまい、骨粗しょう症となる年齢が早く来てしまうのです。

カルシウムの摂取が足りていない

骨粗しょう症の予防には、まずカルシウムをたくさん摂取することが大切です。統計によれば日本人のカルシウム摂取量は、必要量(600mg/1日)に全く足りていません。乳製品や小魚などを積極的に摂るようにしましょう。また、インスタント食品に多く含まれているリンはカルシウムの排出を促進してしまいますので、注意しましょう(コラム「カルシウム」を参照)。

たばこ、お酒、カフェインも要注意

喫煙も骨粗しょう症になりやすい原因となります。タバコの成分が女性ホルモンの分泌を抑制してしまうのです。さらに、過度の飲酒やカフェインの摂取なども悪条件となります。アルコールやカフェインは、尿中のカルシウムの排泄を促進しますので、注意しましょう。

日光にあたって、運動しよう

骨を強くするには骨に負荷をかけてあげる必要があります。ウォーキングでも工夫すれば十分に骨粗しょう症の予防ができます(コラム「骨粗しょう症予防のウォーキング」参照)。ジャンピング運動が効果的ですので、縄跳びなどもおススメです。また、外で運動をすれば、日光にあたることが出来ます。日光に当らないと、カルシウムの吸収に必要なビタミンDが体内で合成されないのです。

  

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