血糖値、上下のカギは食生活


休憩時には、コーヒーとシナモンを

「コーヒーを週5回以上飲む人は、全く飲まない人より糖尿病リスクが0.6倍」との調査結果が出ています。週に5杯ならば1日1杯程度。飲みすぎるとカフェインで胃を痛めますので、飲みすぎないようにしましょう。シナモンは毎日1g摂ると血糖値が2〜3割下がると言われています。



食物繊維を摂ろう

食物繊維は糖尿病予防にとても効果的です。胃での消化を遅らせることで血糖値の上昇スピードを2倍遅くし、インスリンの分泌が遅い糖尿病予備軍の人にとっても、効率的に血糖値を下げることができます。日本人の1日平均摂取量は約15gですが、出来ればその2倍の30gを摂って下さい。他にも、マグネシウムやビタミンB1にも血糖値を下げる働きがあります。

摂りすぎ注意! 脂肪とお酒

糖尿病の大敵は、肥満の原因となる脂肪。肉やバターなどの動物性脂肪は、肥満の原因になるばかりでなく、血糖値を下げる働きをするインスリンの働き自体を悪くしてしまうのです。その他、気をつけたいのはお酒です。お酒自体にかなりカロリーがありますし、おつまみも一緒に食べれば、その分のカロリーも足されますから、どうしてもカロリーオーバーになってしまうからです。

何よりも、食べ過ぎに注意

糖尿病予防は、何といってもまずは食べ過ぎないこと。食べ過ぎると、インスリンが大量のブドウ糖を処理できないため、血糖値が下がりにくくなってしまうのです。また、食べ過ぎないためにも、血糖値の急激な上昇を避けるためにも、大切なことは「よく噛んでゆっくり食べる」こと。食事は「決まった時間に3食を均等な量で摂る」ように心がけましょう。

  

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