初期には健康診断で見逃される場合も・・・


糖尿病危険度セルフチェック

1.20代の時より太っている
2.家族に、肥満・脳卒中・心臓病の人がいる
3.甘い物や脂肪のある食べ物が好きである
4.移動するときは、車を使うことが多い
5.周りから、せっかちな人と言われる



この5つの項目のうち4つ以上当てはまった人は要注意。「近親者に糖尿病を患った人がいる」場合は1つでも当てはまれば要注意です。

健康診断では見逃される場合も

健康診断でよく用いられる方法は「空腹時血糖値」。この数値が126mg/dl以上だと糖尿病の疑いありと診断されます。ただし、糖尿病になり始めの人は、空腹時血糖値が正常でも、「食後血糖値」が高くなっている人が多いのです。実際の調査でも「空腹時血糖値」だけでは糖尿病患者の約半数が見逃されているという結果が出ています。

診断表にヘモグロビン(Hb)A1Cがあるか注目

最近は健康診断などでもヘモグロビンA1Cという数値を調べることがあります。これは、検査前約1ヶ月間の血糖値の平均値や糖尿病の状態を表すと考えられています。食事の影響を受ける1回の血糖値を見るよりも信頼性が高く、その数値が5.8よりも高ければ「異常高値」で糖尿病の可能性が高いと言えます。

自宅では、尿糖検査を

自宅で市販の検査薬(試験紙)を使い、簡単に定期的に尿の中にブドウ糖が混じっているか確認できますので、最初のチェックで糖尿病の危険性が高い人は、自宅でもチェックしてみましょう。実は糖尿病は初期の段階では治療を受けていない人が多いのです。糖尿病の恐ろしさは、その合併症の多さと重症さにあります。糖尿病予備軍のうちに気がついてセルフケアするようにしましょう。

  

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