正常なのに高血圧患者に?!「白衣性高血圧」


病院でだけ高血圧?

病院で「高血圧」と診断されたのに、実は「高血圧でない」という場合があります。その一つのケースが「白衣性高血圧」。これは、病院や診療所で血圧を測定すると高血圧の数値となるが、自宅で測ると正常な範囲を示すというもの。

白衣を見て、緊張から高血圧に

医師や看護師などに血圧を測られると緊張してしまい、その時だけ血圧が一時的に上昇してしまうのです。医師や看護師が白衣を着用していることから(最近は白衣ではない病院も増えていますが)「白衣性高血圧」と呼びます。こうしたケースもあるので、「家庭で血圧を毎日測る」ことが大切になるのです。

何が問題なの?

「白衣性高血圧」は、“実際は高血圧ではないのだから問題ない”と考えられる方もおられるかもしれません。けれど、実際「高血圧でないのに不要な薬を処方される」ことになるのです。現在の高血圧の治療は、まずは食事療法・運動療法を指導するということになっていますが、実際は「塩分を控えてバランスの良い食事を摂り、たまには運動して下さい」と言われる程度で、それで症状が変わらない場合は、降圧剤を処方されます。

お金も時間も無駄。身体には副作用!

実際にその病気でもないのに薬を飲むというのは馬鹿げたことでしょう。まず、余分なお金がかかります。病院にいく余分な時間もかかります。更に、薬を飲めば必ず副作用があるのです。病院で血圧を測り「高血圧」と言われても、薬を処方される前に、まずは自宅で毎日「家庭血圧」を測ってみましょう。

  

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