糖尿病予防のウォーキング


糖尿病になる前にウォーキング

最近では、若くても肥満でなくても血糖値が高くなる人が増えています。健康診断などで血糖値が高めと言われた人は、糖尿病になってしまうまえに、早めに対策を取るようにしましょう。そのための良い方法がウォーキングです。糖尿病予防には、持続的なウォーキングが効果的といえます。

ゆったり歩こう

注意したいのは、早く歩き過ぎないこと。運動強度が強すぎるとインスリン拮抗ホルモン(注:インスリンは血糖値を下げますが、それに対抗して血糖値をあげるホルモン)が分泌されて、かえって血糖値を上げることがあります。呼吸が苦しくならない程度で歩くことが大切です。
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食後に20〜30分が理想的

糖尿病予防のためには、食後にウォーキングするのが理想的といえます。時間は約20〜30分でよいでしょう。きちんとウォーキングしようと気構えるのではなく、「食後に軽く散歩しよう」くらいの感じで軽く考え、その分頻度を多く、長続きさせるようにしましょう。

少なくとも15分のウォーキングを週5日

糖尿病予防のためのウォーキングでは、強度や時間よりも頻度が重要な事項となります。1日の中で歩く回数をなるべく増やすこと、出来れば毎食後に歩き、週に5日は歩くようにしましょう。最低でも、1日15分のウォーキングを2回に分けて行うようにして下さい。ただし、冠動脈疾患、糖尿病性腎症、糖尿病網膜症を合併している人は、ウォーキングを始める前に医師に相談するようにして下さい。

  


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