今年のスギとヒノキの飛散量は「平年並みからその半分程度になる」との予測結果が出され、花粉症は去年ほど大変ではないようですが・・・。しかし、毎年の花粉症の症状で「仕事に影響している」という人は6割以上と、影響はかなり深刻です。

都会は花粉症がひどくなる

今年、東京都では27億円を費やしスギ伐採を行い、花粉症対策に本腰を入れることになりました。地方に比べ、東京などの都会では花粉症がひどくなる傾向があります。それはアスファルトと大気汚染が原因。土に落ちた花粉は再び舞い上がりませんが、アスファルト上では、ビル風や車に巻き上げられ、人に吸い込まれやすくなるのです。また、ディーゼル車の排気ガスが花粉症の抗体を通常より作りやすくさせ、花粉症の症状を悪化させるのです。

アスファルトを歩いている時は、必ずマスクをする必要があるでしょう。また、家に入る前には必ずコートや帽子などを払い、花粉を落とすことが大切です。この「花粉を払う」作業、実は人間だけではありません。ペットの毛が花粉の温床になっているケースが多いのです。ペットを飼っている人は、必ずペットの毛払いも行いましょう。