骨粗しょう症予防のウォーキング


明るい時間にウォーキング

骨粗しょう症を予防するには、骨の成分であるカルシウムをしっかり摂取することが大前提ですが、カルシウムを骨に吸収するにはビタミンDが大切な役割を果たします。そのビタミンDの働きを活発にするには日光浴が必要なのです。

ももを高く引き上げ、勢いよく着地

骨に圧力をかけると電流が流れ、その電流が骨芽細胞を刺激し、カルシウムを利用して骨が作られていきます。そのため、骨を強くするには、骨に大きな力を与えるような歩き方をしなければなりません。普通に歩いているだけでは不十分なのです。ウォーキングの最中に所々で、ひざを曲げて太ももを高く引き上げ、出来るだけ勢いよく地面にたたきつけるように着地しましょう。普段より歩幅は広めで、着地はかかとで行うことにしましょう。

慣れていない人は、まずは椅子を使って

今まであまり運動してこなかった人は、急にやると骨や関節を痛める危険がありますので、まずは椅子に座ってやってみましょう。椅子に浅めに座り、一方の太ももを少し高めに持ち上げ、その足を思い切り振り下ろして足裏全体で床にたたきつけます。もう一方の足も同じように行います。

一度減った骨は、同じ量には戻らない

栄養不足や運動不足で骨量が減ってしまった場合、その後にカルシウムを十分摂り運動を行えば、ある程度の骨量を戻すことはできます。ただし、最初と同じ量には戻らないのです。例えば最初100だったものが70まで減ってしまった場合、いくら頑張ってカルシウム摂取や運動を行っても、80や90にはなりますが、決して100には戻らないのです。ですから、骨粗しょう症は何よりも「若いうちから骨を減らさないこと」が、とても大事なことなのです。

  


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