月曜日は危険!


心筋梗塞は月曜日に多い

ある調査で、心筋梗塞が発症するリスクが一番高いのは月曜日であるという結果がでています。実は心筋梗塞だけでなく、脳卒中の発症リスクも、やはり月曜日が一番高く、一番低い日曜日と比べると1.4倍にもなるという調査もあります。

月曜日の朝は血圧が高い

こうした心筋梗塞などの発症に関係しているのが血圧です。急激な血圧の上昇で血流の勢いが増すと、血管が破れやすくなったり、血の塊がはがれて血管を詰まらせやすくなるのです。ある大学病院の調査によると、1週間の血圧の動きで、一番血圧が高いのが月曜日の朝。起床後の血圧が睡眠時よりも20(単位:mmHg)近く上昇していることが分かりました。

休み明けは身体が変調しやすい

こうした問題の一端が週休2日の形態。休みが二日あるとついつい平日の仕事の疲れを取ろうと遅くまで寝てしまい、生活のリズムが狂い、体内時計も狂ってしまうことになるのです。いってみれば「軽い時差ぼけ」のようなもの。こうした身体の変調に加え、仕事が始まるという憂鬱さがストレスを増やし、それが心臓によくない影響を与えていると考えられています。

ストレスが心臓に悪影響

ストレスは思った以上に心臓に影響を与えているものらしいです。「配偶者との争いの際におとなしい女性は、そうでない女性に比べて、心血管の疾患のリスクが高い」という研究もあるほどです。せっかくの休日も休みすぎてはかえって毒になるよう。日曜日は仕事のことをスッパリ忘れ、出来るだけ身体を動かして汗を流し、ぐっすり眠れるような状況をつくった方が良いでしょう。

   

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