尿酸値を下げる三か条


1.アルコールを控える

プリン体を含む食品は、体内の「尿酸」を増やします。このプリン体を特に多く含むアルコールがビールです。また、ビール以外のアルコールでも、アルコールが体内で代謝される際に尿酸値が上昇するので、やはりアルコールの摂取量自体を減らし、必ず休肝日を設けるなどの努力が必要でしょう。

2.アルカリ性食品を摂る

アルカリ性の食品を摂ると、血液の酸性化を防ぎ、尿酸の増加を抑えることができます。海藻類・イモ類・きのこ類などがアルカリ性食品です。特にイモ類には、利尿作用のあるカリウムも含まれています。排泄する尿が増えれば、排出される尿酸は増えますから、利尿作用のあるカリウム食品を食べることは有効なのです。

3.水分を摂る

尿酸を尿に溶かして排出させるには、水分の補給が不可欠です。少なくとも1日2リットルは摂るようにしましょう。その際には、もちろんアルコールはもってのほかですが、糖分の多いジュース類もお薦めできません。ノンカロリーのお茶、水、ミネラルウォーターなどで摂って下さい。

※ビタミン・ミネラルの不足に注意

なるべくたくさん水を摂るのは、尿酸を体外によりたくさん排出するために良いことですが、尿が排出される時には、水溶性ビタミンやミネラルも一緒に排出されてしまいます。水を多めにとって尿量を増やした場合は、意識して水溶性ビタミン(ビタミンB群とビタミンC)やミネラル(カルシウム・マグネシウムなど)を摂るようにしましょう。