10月は乳ガン月間


25人に1人が乳ガン

元々、乳ガンにかかる日本人の数は、欧米に比べてかなり少なかったのですが、最近では徐々に増加傾向にあります。欧米に比べれば少ないとはいえ、乳ガンにかかる女性は25人に1人とかなり多くなってきています。現在すでに30〜64歳の女性の死亡原因のトップは乳ガンになっているのです。

食生活の欧米化が一因

在米日系人についての研究で、在米日系二世の乳がんの死亡率を調べたところ、その割合が欧米人の値に近づきつつあることが分かりました。乳ガンの理由として、食物、ことに動物性脂肪摂取量の差であることが明らかになってきています。

10月は乳ガン月間

1980年代の米国では増加する乳ガンへの対応策として、10月を乳ガン月間として、その予防に努めてきました。最近では、それを見習い、日本でも10月に乳ガンに関する様々なイベントや講演会、ウォーキング大会なども行なわれます。例えば10月1日には東京タワーがピンクにライトアップされたりもします。

知ってますか?ピンクリボン

なぜライトアップがピンクかと言えば、乳がん予防の象徴として、ピンクのリボンが使われているからです。乳ガンの早期発見・治療を呼びかけるための運動として90年代にアメリカで誕生しました。米国では検診率が上がり死亡率が低下するなどの成果を上げています。ここ数年日本でもイベントを開催する際のシンボルマークとしてもピンクリボンが使われています。
http://www.asahi.com/pinkribbon2005/