効果的な検査は?


視触診だけの検査は効果見られず

乳がんに対する検診として、「乳房の視触診だけ」の検診については、国立ガンセンターのガン検診有効性評価において「無効」と判断されています。このガン検診有効性評価において「有効」とされているのは「視触診+マンモグラフィ」の検査です。

マンモグラフィって?

マンモグラフィとは、乳房専用のX線撮影のこと。乳房は柔らかい組織なので、一般のX線ではなく専用のものを使わなければ乳ガンを発見することが出来ません。マンモグラフィでは1cm以下の小さなしこりを見つけることが出来るので、乳ガンの早期発見の有効性が認められているのです。

40歳以下は超音波検査を

ただし、マンモグラフィにも弱点はあります。乳腺が発達している若い女性の場合、脂肪とガンの区別がつきにくいのです。そのため40歳以下の人はマンモグラフィよりも「超音波検査」の方が有効性が高いと言われています。理想の検査は、視触診・マンモグラフィ・超音波検査の3つを組み合わせたものです。

月に1回は自己検診

乳ガンは早期に発見できれば生存率も高く、乳房を切除しなくても済みます。そのためにも大事なことは自己検診。毎月月経が始まってから5日〜1週間以内に自分でさわって乳房にしこりが無いかを確認しましょう。閉経している人も毎月日にちを決めて行なうと習慣づけて毎月行なうことが出来ます。