夏こそ冷え性対策を


男性も注意が必要

冷え性は女性がなるものと思っている方も多いでしょうが、もちろん男性もなります。女性の方が冷えを自覚しやすく対策をとるので、むしろ男性の方が重症になる可能性が高いのです。ネクタイを締めていると体感温度が高く、顔や首まわりなどは温度が高くても、足先は冷えていることに気付かないということがあるのです。

冷房温度と足元温度は違う

最近は環境問題からも「冷房設定温度は28度」と盛んに言われていますが、それでも冷気は下にたまる性質がありますから、足元は25度前後になってしまうのです。体温調節がうまく機能する温度差は5度までですから、夏だと冷房設定温度が28度でも、下半身部分は外との温度差は軽く5度を超えているため対策は必要なのです。

自律神経失調症になってしまう

体温調節がうまく機能しなくなると、自律神経がきちんと働かなくなってしまいます。自律神経が不調になると、疲労感、肩こり、食欲不振、かぜ、不眠、イライラなど様々な問題をひきおこします。ストレスから最近自律神経失調症になる人が多いと言われていますが、もともとは冷えなどの外的要因から自律神経が不調になることも多いのです。

冷えは肥満に大敵

身体が冷えると血行が悪くなり、血行が悪くなると新陳代謝が活発に行われなくなります。新陳代謝が悪いということは、基礎代謝エネルギーも少なくなってしまうということ。そうなると余分な脂肪がたまりやすくなり、余分な水分や老廃物もたまり、“むくみ”の原因にもなります。