脳に効く食品…良いアブラを摂ろう

グレーゾーン「MCI」

認知症との診断がくだされる前には、年齢相応の衰えと区別しがたい状態が数年続くのが通常です。自然な老化の範囲を超えているけれども認知症とも言えないグレーゾーンの状態が生じ、軽度認知障害(MCI)と呼ばれます。本人や身近な人が記憶力の低下などに不安を感じていても、日常生活に支障をきたしていない状態です。

MCIで気がついて…戻す

認知症とすぐに診断がつくほどになってから手を尽くしても、認知機能低下のスピードを緩められる程度で、そこからもう一度向上させるのは難しいのが現実です。グレーゾーン段階であれば脳に余力があり、適切な対策を施すことで現状維持できたり回復できたりする可能性があります。少なくともMCIの人の25%程度は健常レベルに戻せると考えられています。そのためには、MCI段階で認知症対策をきちんと行う必要があります。もっと早めに健常時からそのようなことを意識しておくことも大切です。

脳の6割は脂質

脳の6割は脂質で成り立っているので、食事から良い油を摂ることは重要です。なるべく摂りたいのは不飽和脂肪酸で、特に、一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸です。オレイン酸を多く含む食品がオリーブオイルで、動物実験ですが、オリーブオイルを多く摂ると、脳に(アルツハイマー病の原因となる)アミロイドβが溜まりにくいという結果が報告されています。

DHA・αリノレン酸・中鎖脂肪酸

オメガ3系のDHAやαリノレン酸も摂りたい油です。DHAはマグロやカツオなどの赤身魚に、αリノレン酸は亜麻仁油やエゴマ油に豊富に含まれますが加熱で劣化するので、生のまま使いましょう。また、中鎖脂肪酸であるココナッツオイルもおすすめです。血液中に吸収されて脳細胞のエネルギー源となるケトン体を生成し、脳の認知機能低下を防ぐとされています。

   

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