春になると気になる防災 〜乾物は非常食〜
フェーズフリー食

春が巡ってくるたび防災について考える人は多いでしょう。それに活用したいのが乾物です。ここ数年「フェーズフリー」という言葉が使われています。日常のみならず非常時にも役立てるという考え方です。非常時のみに取り出して使うだけではなく、日常生活で便利に使いながら災害時にも役立つ品です。

乾物は長期保存可能

フェーズフリー食品としておススメなのが乾物です。食品を乾燥させて水分を少なくすることで常温での長期保存が可能になっている食材です。乾燥わかめや干しシイタケなどがよく使われている食材ですが、他にもたくさんの種類があります。切り干し大根、高野豆腐などはお総菜として、干し柿やドライトマトなどは乾燥野菜やドライフルーツとして、スーパーなどで手軽に購入できるでしょう。

乾物の効能

備蓄品や救援物資の食品は炭水化物に偏りがちで、どうしても野菜が摂りにくくビタミンが不足しやすいです。野菜やフルーツを乾燥した食品はそうしたビタミン不足の解消に役立ちます。また、被災時にはトイレ事情や緊張から便秘になりがちですが、乾物は食物繊維の豊富なものが多く、便秘に効果的な食材です。さらに、乾物は皮をむいたり切ったりした状態で乾燥させたものが多く、調理の際にほとんどゴミが出ないことも大きなメリットです。

うまみと栄養価もアップ

さらに、うまみと栄養価が高くなります。もともと保存期間を長くするために作られた乾物ですが、食材の水分を蒸発させることでうまみがギュッと凝縮されます。例えば、酸味の強いトマトを乾燥させると甘みが増して食べやすくなります。そして、食材にも依りますが、天日干しによって食材に含まれる栄養素が変化して栄養価が高まります。例えば、干しシイタケは生シイタケと比べて栄養価が2倍になります。切り干し大根は生の大根に比べて、カルシウムと不溶性食物繊維は20倍、鉄分は30倍に増えます。

    

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