質が変わって回復させにくい −現代の疲れー

現代は…

休養と聞いて、まずイメージするのは睡眠を取ったり身体を休めたりすることでしょう。特別な知識や技術を必要しないため、「休む」ことは、それほど学問として確立してきませんでしたが、現代社会においては上手に「休む」ことが難しくなっています。

昔と今 「疲れ」の違い

というのも、数十年前まで「疲労」というのは、重いものを運んだり長い距離を移動したり等から起こる肉体的なものがほとんどを占めていたからです。1日じゅう体を酷使するので夜には疲れて、夜間はしっかり眠ることができました。しかし、頭を使う作業が仕事の中心となる人が多数になり、夜でも明るい光があふれるような社会になってくると、夜になっても脳の興奮状態が続き、生活のリズムが崩れやすくなります。こうした状況になり、急速に睡眠への悩みがでてきていて、しかも、なかなかその悩みが解決しないことが増えています。

脳だけの疲れ

令和の時代は、頭を使うことで疲労する時代です。体はほとんど使わず疲労していないのに、脳だけ疲れることで、結果的に肉体にも疲れが残る状態になっています。こうした疲れは、単に体を休めたり眠ったりするだけでは取れません。休む=睡眠と考えているうちは、いつまでも問題は解決しないのです。疲労は病気に繋がる重要なサインなので、疲労を「たかが疲労」と侮るのは危険です。疲れの初期に人は疲労感を覚えますが、これは体からの「疲れているからすぐに休みなさい」という警告です。

疲労はごまかしやすい

ちなみに、疲労感以外に体が発する警告は「痛みと発熱」ですが、この2つに対して人はすぐに気がつき、その警告に従いがちです。しかし、疲労感による警告は、使命感等の気持ちの持ちようと、エナジードリンク等の物の力によって、簡単にその疲れを感じさせにくくすることが可能です。しかし、そうした疲労のごまかしを続けていると、ある日急に慢性疲労症候群等の疾患を発症することになりかねないことを心に留めておきましょう。

   

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