鼻水より鼻づまりが危険!…であるのは何故?
どちらも体の防衛本能

花粉症による鼻の代表的な症状は、鼻水がでる、もしくは鼻が詰まるかのどちらかです。鼻水は出続けるとつらいですが、ウイルス等に対抗する身体の防衛機能から起こることで、鼻の中に入った危険物を洗い流す大切な手段です。一方、鼻づまりは鼻腔の粘膜の腫れで、身体の防衛機能として起こる症状です。

鼻づまりは最終手段

鼻の穴の内部には複雑な形状をした鼻腔が広がっています。鼻腔の粘膜が吸い込む空気に適度な温度と湿度を与えることで、外部からの異物を取り除いています。異物が入った事を鼻腔の粘膜が感知すると、まずクシャミで異物を排出します。次に、多量の鼻水を分泌して洗い流します。それでもダメな場合、粘膜を腫らして鼻腔を塞ぐのです。これが鼻づまりと呼ばれる状態で、この状態が続くと副鼻腔炎等のひどい状態にもなりかねません。

体へ悪影響

鼻づまりは身体に更なる悪影響を及ぼします。例えば、鼻づまり状態では、鼻呼吸がしにくく口呼吸になりやすいのです。鼻呼吸では、吸い込んだ空気の塵を除いたり、吸い込んだ空気を加湿したりできて、病原菌の繁殖を抑えやすいため免疫が上がります。一方、口呼吸では鼻毛に相当するものがないため、バイ菌やアレルギーを絡み取れません。さらに口呼吸では十分な湿り気を与えられず、乾燥で粘膜のバリアがなくなり、バイ菌やアレルギーが身体に入りやすくなります。

匂いを嗅ぎにくくなる

鼻づまりが引き起こすもう1つの問題は、匂いを嗅ぎにくくなることです。匂いは人間にとってとても大切で、大昔の人たちは現代人よりずっと嗅覚が発達していたと言われています。さまざまなアロマオイルがあるのは、それが体や心に良い影響を与えてくれることが分かっているからです。現代人の衰えている嗅覚に、さらに鼻づまりの状態では、匂いを嗅ぐための嗅細胞が使われず、さらに嗅覚が衰えるという悪循環に陥ります。

    

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