猛暑すぎて…今や、蚊の季節は「初秋」!
35度を超えると

「蚊と言えば夏の虫」でしたが、猛暑日が続く昨今の8月は、蚊にとっても暑すぎるようです。蚊は35度を超えると活動しにくくなり、人は蚊に刺されにくくなります。猛暑日が減ってくる初秋の頃が、蚊の活動が最も活発になる時期、つまり私たち人間が蚊に注意しなければいけない時期なのです。

蚊に刺される3つの要因

不思議なことに、同じ場所に居ても蚊に刺される人と刺されない人がいます。蚊に刺されやすい人は蚊が寄ってくる要因を備えている場合が多くあります。蚊が寄ってくる要因は3つ、二酸化炭素・汗・体温です。例えば、刺されやすいのは・・・汗をかきやすく、肺がお腹で圧迫されて呼吸数が多くなり、その分二酸化炭素を発しやすくなる…肥満の人です。身体の表面積が広いのも一因です。また、お酒を飲んだ後は血管が拡張して体温が上昇し、さらに汗をかきやすくなるので、蚊に刺されやすくなります。さらに、子どもは体温が高く代謝が盛んで汗をかきやすいので蚊に刺されやすいのです。

最良の予防策

蚊は場合によってはデング熱やジカ熱といった感染症の原因にもなります。蚊を媒介とする感染症には有効なワクチンがないものが多数あり、予防策としては蚊に刺されないようにすることが最も大切です。蚊がいそうなヤブや木陰では長袖と長ズボンを着用し、素足でのサンダル履きは避けましょう。さらに虫よけスプレーをこまめに使う必要もあるでしょう。

水たまりを放置しない

蚊の発生源を放置しないことも大切です。一番の発生源は身近にある小さな水たまりです。自宅の庭やベランダにあるものは定期的に排除しましょう。蚊はスプーン1杯ほどの水があれば、そこに卵を産みつけて新しい命を産みだせます。蚊は生まれてから成虫になるまでに2週間ほどかかります。蚊の幼虫であるボウフラは水中にいるので、その幼虫期間に水たまりをなくせば蚊は発生しないので、少なくとも1週間ごとに水たまりを排除しましょう。

    

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