自律神経を整えて、血管を若返らそう!
内皮細胞

血管を良い状態に復活させるためのカギとなるのが動脈の内皮細胞です。血管のもっとも内側にあって血液と常に接している部分です。内皮細胞は約3年間のサイクルでターンオーバーしています。しかし、血液の状態が悪くなると、内皮細胞が正常に生まれ変わらないことがあります。

内皮細胞を傷つけると…

内皮細胞を傷つけるとターンオーバーの間隔が短くなります。一生のうちでターンオーバーできる回数には上限があるため、年齢を重ねるとターンオーバーできない血管が出てきます。そうした血管は生まれ変わらないので、老化を止めることができません。それでは、どのような場合に内皮細胞が傷つき、ターンオーバーが早まるのでしょうか。

自律神経の乱れ

全く関係ないようにみえて実は大きな要因の1つが自律神経の乱れです。自律神経はホルモン分泌に深くかかわり、血糖値や血圧を正常に保つよう働いています。自律神経の交感神経と副交感神経のどちらか一方が極端に強くなると、血圧が高くなること等で内皮細胞を傷つけるのです。血管への負担を減らすためには、自律神経を整えることが大切です。

夜と休日には

毎日の生活では、夜に副交感神経を優位に保つことが大切です。お風呂の湯ぶねの温度は38度、少しぬるめにして体をリラックスさせて副交感神経を優位にしやすくすることが必要です。また、身体が締め付けられると交感神経が高まり血圧が上昇しやすいので、寝る時の服は緩めのサイズにしましょう。休日はリラックスしたいからといって、ずっと動かずにいては逆効果です。早めの時間に軽く動いて交感神経を一度上げましょう。おススメはさっさ歩きとゆっくり歩きを3分ずつ交互に繰り返すウォーキングです。また、家族などとお互いにマッサージをすると体がリラックスするだけでなく、幸せホルモンのオキシトシンが多く分泌され、血圧を下げる効果があります。

    

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