おススメ健康食材 〜タケノコとエンドウ豆〜
栄養が無いと考えられてきた

春におススメの健康に良いレジャーがタケノコ狩りです。緑が豊かな自然に触れられる上に、採ったタケノコが健康に良い食材だからです。春の旬野菜として代表的な食材ですが、もとは栄養的に何もなく、香りや歯触りを楽しむ食材との扱いでした。

うつ病に効果あり?

最近は体に良い成分が含まれていることが分かっています。必須アミノ酸のチロシンは、ドーパミンやノルアドレナリンなど神経伝達物質のもとで、やる気や集中力に関わる物質です。うつ病の時に脳内チロシン濃度が低下することが明らかとなり、チロシンにはうつ症状の改善効果があると期待されています。おススメの調理法はタケノコご飯で、ブドウ糖と組み合わせることによって、効率よく脳にパワーを送りこめます。

疲労回復にも効果

タケノコにはアスパラギン酸というアミノ酸も含まれ、筋肉や内臓をつくるタンパク質合成に使われます。また、疲労物質の乳酸生成を抑制し、疲労回復やスタミナを向上させる働きが期待できます。また、有害なアンモニアを排出する働きもあります。塩分の排出を促すカリウムもタケノコに多く含まれ、さまざまな意味でタケノコは体の浄化に役立つ食材です。

エンドウ豆

他に、旬の食材としておススメしたいのがエンドウ豆です。とても古い野菜で、エジプトのツタンカーメン王のお墓からも発見されたほどで、日本には中国を経て9〜10世紀頃にもたらされました。エンドウ豆は豆類の中でもタンパク質や食物繊維が多く含まれ、みつ豆や甘納豆など菓子として幅広く利用されています。さまざまな形で食べることができて、エンドウ豆を若いうちに採ってさやのまま食べれば「さやえんどう」、成熟する前にさやから豆だけとりだしたものが「グリンピース」です。

    

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