朝食が特に注意! ー1食20gの法則ー
体重1kgにつき1g

タンパク質は体重1kgに対して約1gを摂る必要があります。体重60kgであれば1日に60gのタンパク質を摂るのが望ましいのです。しかも、これを一度に摂るのは良くありません。60gのタンパク質を一度に摂取したとしても体内で貯めておけず、合成されないものは体外に排出されます。

朝食が足りていない

逆に、20gに満たない少量を小分けに摂っても、アミノ酸の血中濃度が上がらずに筋肉の合成が行われません。3回の食事で20gずつ摂るのが理想ですが、多くの人は朝食でその量が摂れていません。朝食で20g以上のタンパク質を摂れていない人は、男性でも半数以上、女性に至っては80%以上に当てはまります。1日に必要なタンパク量を摂れていたとしても、3食のうち1食でも不足していると、摂取したタンパク質の全てを使いきることができず、結果として、筋肉量が低下するリスクがあります。

主なものは覚えておこう

食事のたびにタンパク質の量をいちいち計算するのは現実的ではないので、毎食のタンパク質を適量摂るためには、よく食べるものに含まれるタンパク質の量を把握しておくことが大切です。タンパク質が入っている代表食材は肉と魚で、これらはだいたい食材100gに対して16〜20gほどタンパク質が摂れます。ただし朝から肉や魚を調理するのは手間がかかり、なかなか摂るのが難しいのが現実です。

手軽に食べられるもの

忙しい朝には、調理しなくても食べられ、手軽にタンパク質を摂れる食品がおススメです。例えば、ゆで卵1個、納豆1パック、豆腐半丁のタンパク質含有量は約8gです。牛乳や豆乳はコップ1杯でタンパク質は約6g、プロセスチーズ1個とヨーグルト100gでタンパク質は約4gです。魚肉ソーセージは1本でタンパク質10gと手軽に摂れて良いですが、塩分が1本につき1gあるので、食べ過ぎには注意しましょう。

    

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