メンタルや免疫力の強化 〜意外な筋トレ効果〜

免疫力の向上

筋トレによって筋肉量が増えると、基礎代謝が増えて脂肪が燃焼しやすくなります。また、筋トレで筋肉が刺激されて血流が促され血の巡りが良くなります。これらは筋トレ効果として当たり前ですが、じつは筋トレによって免疫力が向上すると言われています。白血球やリンパ球など免疫細胞が増加するからです。

うつ病予防

運動をすれば、いわゆる男性ホルモンであるテストステロンが分泌されます。このホルモンによって、骨格がたくましくなり、ひげや体毛が生えて、男性的な体が作られます。筋トレをする上で重要なホルモンです。テストステロンは加齢やストレスなどによって分泌量が低下します。分泌量が減ると、筋肉や骨がぜい弱になるだけでなく、うつ病や意欲の低下を引き起こすリスクが高まります。筋トレでテストステロンを増やすことは、うつ病予防にもなります。

気分をあげるホルモンが分泌

筋トレをするとメンタルに良い効果があることは、筋トレによってさまざまな脳内ホルモンが分泌されることと関係しています。筋トレをすると、モチベーションが向上しポジティブ思考になりやすくなるドーパミン、集中力や思考力を働かせるようになるノルアドレナリン、気分が高揚して頭が冴えるといわれるエンドルフィンなど、気分をあげるホルモンが多く分泌されるのです。

気持ちを安定させるホルモンも

やる気を出したり気分をあげたりするホルモンがたくさん分泌される一方、精神を安定させやすいセロトニンも分泌されます。しかし、セロトニンは日常生活でさまざまなストレスにさらされると、分泌量が低下して働きが弱まることがあります。トレーニングでセロトニンの分泌を促すことで、ストレスに耐えうるメンタルを保てるのです。また、セロトニンは睡眠に関係するメラトニンというホルモンを作る材料にもなっています。ストレスや不眠対策としても、筋トレは欠かせないのです。

    

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