「顔のたるみ」改善は…美容ではなく筋トレ
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筋トレと言えば、上腕や腹筋などを鍛えるとイメージしがちですが、体には目立たないけれども大切な筋肉があります。そこを意識して鍛えるとより快適な日常が過ごせます。例えば顔です。美容として気にかけている人が多いですが、顔がたるむというのは顔の筋肉が衰えたことが原因です。
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筋肉の衰えは、しっかり動かしていない、つまり運動不足からきています。衰えた筋肉を鍛えることで、たるみが改善して肌の弾力が上がります。顔の筋肉を鍛えるために、まず大切にしたいのがきちんと座ることです。骨盤を立てて背筋をまっすぐにして、額とアゴを床に対して垂直になるように座ります。そこから顔のエクササイズを始めます。顔と目じりにシワを寄せないように注意しながら、目を大きく開けて笑いましょう。上の歯が8本以上見えるくらい口角をしっかり上げることもポイントです。
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一日の終わり頃になると腕や太ももなどに張りを感じる人も多いでしょう。小さい筋肉なので感じにくいですが、この張りが顔にも起こっています。寝る前には凝り固まった眉間を優しくゆるめてリラックスさせましょう。仰向けで目を閉じて、中指を眉間にそっと当てます。そのまま指先でくるくると小さな円を描くようにして10まで数えましょう。ゆっくりとした呼吸を意識しながら行うと、よりリラックスしやすくなります。
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顔の筋トレを始めた人が注意したいのが「やり過ぎによる弊害」です。手軽にできるし目に見える部位でもあるので、一度気になるとやりすぎてしまう人が多いのです。顔の筋トレをすると筋肉につながっている皮膚が引っ張られます。すると皮膚が引っ張られすぎて弛んだり、伸び縮みしすぎてシワになったりします。体の筋トレと同じように休ませる時間も必要です。頻度としては週に2回ほど、それも1〜2分程度で十分です。やり過ぎには注意しましょう。
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