慣れ親しんだ食材…違った形で流行に

おにぎり

平成や昭和のレトロな品がブームとなっています。健康や食事に関してもそのようで…今年を反映した食として「ごちそうおにぎり」が挙げられています。具材をふんだんに載せたおにぎりで、幅広いアレンジやプチぜいたくが楽しめるとして注目されました。

コッペパン

おにぎりに対して、古くからある主食が脚光を浴びたという共通点をもつのがコッペパンです。昭和時代の給食の定番でしたが、ぱさぱさしていて味もそっけないという印象が強い食べ物でした。生地に生クリームを入れることでしっとりとした生食感となって美味しさが増し、子どもの頃コッペパンを食べていた世代と若い世代、幅広い世代に受けたことがヒット要因です。

牛乳

元祖栄養食品と言えば「牛乳」でしょう。しかし、牛乳に含まれる乳糖を消化吸収しにくい乳糖不耐という症状で、牛乳を飲むとお腹を壊しやすく、飲むのを躊躇しがちな人も多くいたのです。最近こうした人でも牛乳を飲めるように「A2ミルク」と呼ばれるものが発売されました。牛乳に含まれるベータカゼインと呼ばれるたんぱく質は、牛の遺伝子によってA1型とA2型に分かれ、A1型は大腸を通過するときに乳糖が発酵して乳糖不耐症の人がおなかを壊す原因となります。しかしA2ミルクはこの発酵の度合いを抑えられるのです。

白湯

白湯を飲む人が増えています。血流促進、基礎代謝アップ、デトックス促進などによって、冷え性改善、ダイエット、免疫力アップの効果が期待できます。ただし、白湯を作るには一度沸騰させてから40〜50度にしなければならず、結構な手間なのも事実です。そこでヒットしたのが「白湯」と名付けられた商品です。ミネラルウォーターの温かいものを「白湯」という商品名にしたことで、売り上げが予定の3倍も売れたそうです。

    

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