冬に注意! インフルやコロナ…さらに膀胱炎
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5類になったとはいえコロナはいまだ収まらず、ここ数年流行していなかったインフルエンザはすでに秋から流行が始まっています。今年の冬は感染症が猛威を振るうことが予想されます。感染症から自分を守るために必要なことは、まずは手洗いといわれます。しかし最終的に大切なのは免疫力です。
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同じ状況におかれても、感染症にかかる人とかからない人がいるのは、個人個人の免疫力の強さに違いがあることが大きな要因です。何らかの理由で免疫機能が低下すると、体調が良い時には免疫に押さえつけられていたウイルスや細菌は体内で活発になります。そしてウイルスや細菌が勢いにのって一気に増殖すると、風邪、胃腸炎、インフルエンザなどの症状として現れ、病気が発現した状態になります。
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免疫力が落ちることで罹患しやすくなるのは風邪やインフルエンザだけとは限りません。冬に注意したいのは膀胱炎です。膀胱は尿を溜める臓器であり、一般的に知られている膀胱炎は急性膀胱炎のことで、大腸菌などの細菌が尿道を通り膀胱に侵入して炎症を起こします。免疫力が落ちることで膀胱炎になるリスクは上がるのです。冬にトイレに行く回数が増えて残尿感があるなど膀胱炎の特徴的な症状が出ても、それは寒さが原因であると考えてしまって病院へ行かずに放置しがちです。
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膀胱炎は放っておくと、発熱や腰の強い痛みを引き起こす「腎盂腎炎」となる可能性もあるので、早めに治療を受けましょう。疲労、睡眠不足、ストレスなどによって自身の免疫力が低下している状態で膀胱内に細菌が侵入すると、これに抵抗できず細菌の増殖を抑えられません。男性より尿道が短い女性の発症が多く、女性の2人に1人がかかるといわれているので、女性はより注意が必要です。
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