なぜ痛む?痛み出たらどうする? ー足裏ー
足裏が痛いとき

足に体重をかけた時に痛みを感じる…そうした人は、足底筋膜炎(別名:足底腱膜炎)かもしれません。足底筋膜は、かかとの骨の下側と親指をつないでいて、歩いたり走ったりする時に、ばねの役割を果たします。足底筋膜炎とは、足のアーチを支えている足底筋膜に炎症が起こる状態です。

かかとが痛むことが多い

足底筋膜に沿った部位なら、どこにでも痛みが起こりますが、かかとに起こることが多いです。ランナーやダンサーに多く起こりますが、長時間立ちっぱなしの職業の人にもみられます。また、肥満や加齢によって、足底筋膜の柔軟性が失われることで起こりやすく、40~50歳代の男性に多く見られます。さらには、年齢を問わず、形の違う靴に変えた時などにも起こすケースがみられます。

歩き方が悪いかも

ウォーキングをしていて足裏に痛みが出てしまうという場合、足に負担をかける歩き方をしていることが多いです。まずは正しいウォーキング方法を知っておきましょう。歩き方で一番大切なのは足のつき方です。必ずカカトから着地するようにしましょう。着地の時には体重以上の重さがかかるので、衝撃力を小さくするため、面積が広く厚い脂肪に覆われているかかとで着地することが大切です。かかとで着地した後は、足の外側(かかとから足先へ)、小指、親指の順で体重を移動していきましょう。

足をしっかり動かす

足指5本をしっかり使うような動きが効果的です。先ほどの「握る」動きの他にも、「持ち上げる」「離す」という動きも大切です。例えば、かかとをつけたままタオルを床から「持ち上げて」5秒間キープした後、足指をパーにして「離して」、そのままパーの形を5秒間キープします。そのような一連の動きを左右10回ずつ、1日3セットするのが理想的です。

    

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