健康状態によって…数千万円の差が?!
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健康であることは自分の体にとって、さらに楽しい生活にとって、大切なことは自明のことでしょう。そしてじつは、自分のお金にとっても大切なことなのです。「健康はお金で買えない」と言われますが、健康な体とお金には深い関係があります。
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例えば、50代で大病したケースと80才を超えるまで重篤な病気をしなかったケースを考えます。この2つのケースでの85才時の預貯金額の試算をみると、じつに5000万円もの差が出る場合があります。健やかな身体をお金で買うことはできませんが、健康であることの大切さやメリットは、金銭的に見て大きいことなのです。ちなみに、金銭的に負の影響が大きいのは、脳疾患により働くことが困難になるケースや認知症を長く患ったケースです。
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病気になると、病気を治したり悪化をくい止めたりするために医療費がかかり、それによって支出が増えます。しかし、それよりも大きいのは安定した収入を確保できなくなることです。健康であれば仕事を休むことなく、また60代でも70代でも何らかのかたちで働き続けて収入を得ることができる、それが大きいことなのです。一方、支出の面から考えると、医療費だけならば高額医療費制度を利用して総額を抑えることができますが、それに加えて介護が必要となる場合はその介護費用が上乗せとなり、費用がかさむ要因となります。
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いくら気をつけていても病気になることはありますが、予防できる手だてがある場合は、それをしっかりと行いましょう。まずはガン検診です。「自覚症状がないのに受けるのはもったいない」と考える方が「実はもったいない」のです。また、歯の疾患についても同様です。たかが「歯」と思うなかれ!歯周病は糖尿病、動脈硬化、心筋梗塞などさまざまな病気を誘発したり悪化させたりすると言われています。歯の検診も定期的に受けましょう。
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