長期休みにこそ行なうべし 〜デジタルデトックス〜
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スマホやPCはすでに生活と切り離せない道具になりつつあります。それ自体が悪いわけではありませんが、生活や健康にさまざまな悪影響があることも事実です。コロナ流行以降はテレワークをする人も増え、目を酷使しやすく体にコリが出やすいなどの問題を抱える人も増加しています。
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さらに自覚しにくく対処しにくいのが、精神的な負の側面です。テレワークは自分のペースで仕事ができて自身の作業に集中しやすく、煩わしい人間関係ストレスが無いといったメリットはあります。しかし、真面目な人ほどサボっていると思われたくないためなのか、必要以上に働き過ぎる傾向があります。通勤時間が減るメリットがある一方で、これまで以上に仕事の負担が増えていたり、身体的および精神的な悪影響が出ていたりする人も多いのです。
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テレワークではメールやオンライン会議が中心で、視覚過多の状態が続きます。そのため視覚以外の五感の力が弱くなる一方で、視覚からのインプットが多くなり、脳の整理が追いつけず脳がゴミ屋敷のようになっていきます。このような生活を長く続けていると、物忘れが増えたり、記憶力、思考力、集中力の低下が見られたり、コミュニケーション力が鈍ったりするなども起こってきます。
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仕事で長時間PCを使用する、プライベートでもずっとスマホを使うという人は、意識的にデジタル機器を使わない時間を作る、いわゆるデジタルデトックスをする必要があります。長い休みを取れる年末年始は、だらだらスマホを使ってしまうのではなく、意識してスマホやPCに触れるのを自重しましょう。長期休暇中をスマホやSNSへの向き合い方を問い直す機会としてみてはいかがでしょうか。
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