目の不調が増加 ―スマホやリモートとの関係―
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スマホが日常使いとなっている上に、コロナ禍でのリモート状態が増えていることで、身体の中で一番酷使され、健康環境が悪化しているのは・・・目です。そのような状態で、目の老化、いわゆる老眼が早くくる、ドライアイや眼精疲労で苦しむなどの人が増えています。
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健康診断でも目の状態が前回と比べて悪くなっている人が増えているようです。しかし、消化器や心臓などに「経過観察が必要」などと指摘されると、自ら精密検査を受けようとする人が多いのに比べて、目の状態の悪化を指摘されてもあまり気にかけない人が多いのが現状です。じつは、目こそ放置するとどんどん悪化する器官です。10月は目の愛護週間もあり、健康診断を行なう企業も多い時期なので、この機会に目に対するリスクやケアを気にかけましょう。
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身体のさまざまな機能は思った以上に早い段階でピークを迎えます。例えば、筋力は20代、骨は40代がピークですが、なんと視力のピークは10代です。目の中には毛様体筋という水晶体の厚みを変えてピント調節をする筋肉は、10代をピークに弱り始めます。視力が落ちたり視界が悪くなったりするのは加齢によることも多いですが、病気のサインかもしれません。以前は老人性と考えられていた病気も、最近はかなり若い時期に発症する事例も見られます。
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特に気をつけたいのは視野が欠ける緑内障です。眼球内にかかっている眼圧が上昇して、視神経が慢性的に障害されることが主な原因です。緑内障は40歳で発症する可能性があり、成人の失明原因1位です。また、視界全体がぼやけて見える白内障も40代から注意が必要です。白内障は目の中でレンズの役割を果たす水晶体が濁ることで光がうまく透過出来ず、網膜にはっきりとした像を結べなくなります。初期であれば医療用点眼薬で進行を遅らせることができるので、早期発見が大切です。
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