自分で気がつかないと危険 〜かくれ不眠〜

かくれ不眠とは

「かくれ不眠」とは、専門的な治療をするほどではないけれど、睡眠に悩みや不満を抱えて日常生活に影響がある状態を指しています。そのような状態にもかかわらず、睡眠の重要性に対して認識の低い人が多いのが現状です。睡眠は食事や運動と同様に、健康維持のために不可欠の要素です。

かくれ不眠チェック

ひとつでも当てはまるものがあれば、かくれ不眠の可能性があります。
◆思ったより早く起きてしまう    ◆寝る時間が毎日ばらばら
◆寝なくても平気なタイプと自負   ◆集中力が続かずイライラする
◆なかなか寝つけないことがよくある
◆平日はあまり寝られないので休日に寝だめする
◆仕事が忙しくて、つい深夜まで頑張ってしまう

かくれ不眠のタイプ

かくれ不眠にはいくつかのタイプがあります。日常生活や仕事が忙しくて睡眠が削られている「生活不規則」タイプ、眠らなくても大丈夫と寝る時間を惜しんで頑張る「自分は大丈夫」タイプ、不十分な睡眠によってイライラしたり 無気力になったりする「高ストレス」タイプ、眠っているはずなのに「眠りが浅い」 タイプなどです。自らそのような生活を選んでいる人も多いでしょうが、そのような無理が良くないのです。

不眠の悪影響

不眠によって脳が休息できない状態では、集中力や作業効率が低下しがちになるなど、日常生活に支障をきたします。また、睡眠不足が続くと、食欲が高まるホルモンが多く分泌されて、太りやすくなることも知られています。うつ病と不眠との関連も指摘されています。量と質の両面から良い睡眠を取ることが、年齢を重ねても心身が健康で、生活の質も保たれるために不可欠です。

    

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