暑い時こそ飲む習慣を ―味噌汁―

実は冷えに注意

夏に胃の調子が悪くなる人は多く、その原因は暑さというより、冷えが原因のことが多いようです。冷たいものを多く飲むことで胃が冷やされ、それによって胃の調子が悪くなるのです。また、胃液の分泌をコントロールしているのは自律神経なので、その不調により胃の調子が悪くなることもあります。

味噌汁が良い理由

暑い時期は敬遠しがちですが、じつは夏の時期にこそ毎日摂りたいのが味噌汁です。味噌は大豆からできていてタンパク質が豊富です。それに、味噌の状態になると、麹(こうじ)の作用でタンパク質の吸収と消化が良くなるので、夏の疲れた胃腸に味噌汁はとても良いのです。味噌汁の効能は60度を超えると落ちるので、飲みやすいぬるめの温度が良いでしょう。

具材でさらに栄養アップ

味噌汁に野菜や海草などの具をたくさん入れることで、不足しがちなビタミンやミネラルをたった一品でたっぷり摂ることもできます。具にオススメなのは根菜です。夏に冷えにさらされる胃に対して、身体を温める効果がある根菜類をたっぷり摂りましょう。そして、不足しがちな海草類は味噌汁にいれると手軽にたくさんとれます。低カロリーでビタミンや食物繊維が豊富で、コレステロール値を下げる働きのあるキノコ類もオススメです。

自律訓練法

それでも夏は自律神経が乱れやすいので、自律神経を整える「自律訓練法」も知っておくと良いでしょう。自宅で簡単にできるリラックス方法です。
@仰向けに寝るか、椅子に座った状態で、目を軽く閉じる
A1回大きく深呼吸をする
B肩を耳の横までゆっくり上げて、ゆっくり下ろし、ゆっくり目を開ける
この@〜Bまでの動きを5〜10分間くらいゆったりと繰り返しましょう。

    

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