災害用備蓄にも役立つ フェーズフリー食品

日常でも非常時でも使える

ここ数年「フェーズフリー」という言葉が聞かれるようになりました。身のまわりにあるモノやサービスを、日常のみならず非常時にも役立てるという考え方、それがフェーズフリーです。非常時のみに取り出して使うだけという品ではなく、日常生活で便利に活用しながら災害時などに役立つ防災用品です。

乾物はフェーズフリー食品

乾物はまさにフェーズフリー食品です。食品を乾燥させて水分を少なくすることで常温での長期保存が可能になる上、無駄なく使える食材です。もちろん乾物さえあれば安心というわけではなく、缶詰やレトルト、市販の非常食などに加えて、常備したいものと言えます。日常食としての乾物は、普段の食事に使うものを多めに買って備蓄し、使った分だけ補充するローリングストックに向いています。近所のスーパーで買えるし、軽くて持ち運びの負担が少ないのも長所です。

乾物のメリット

備蓄品や救援物資の食品は炭水化物に偏りがちで、どうしても野菜が摂りにくくビタミンが不足しやすいです。野菜やフルーツを乾燥した食品はそうしたビタミン不足の解消に役立ちます。また、被災時にはトイレ事情や緊張から便秘になりがちですが、乾物は食物繊維の豊富なものが多く、便秘に効果的な食材です。さらに、乾物は皮をむいたり切ったりした状態で乾燥させたものが多く、調理の際にほとんどゴミが出ないことも大きなメリットです。

乾物を身近なものに

問題は若い世代を中心に乾物の料理を食べたり、ましてや作ったりする人が少ないことです。乾物は、切り干し大根や干しシイタケなどの野菜類、煮干しやかつお節などの魚介類、わかめやひじきなど海藻類、豆類、ドライフルーツなど種類が豊富です。単調になりがちな災害時の食事のバリエーションを広げることも可能になります。「しょうゆ味の煮物ばかり」、「調理が面倒くさい」といった負の面にとらわれず、自分に合った活用法を考えてみましょう。

    

マガジン表紙へ