こまめなウォーキングとストレッチで健康に

急に運動を始めるのは危険

春になって外でランニングを始めようという方も多いでしょう。しかし、急に走り始めるのは注意が必要です。ランニングなどの激しい運動を急に始めると、ケガをすることも少なくありません。体は時間をかけて運動に慣らす必要があり、ランニングにあった筋肉を数カ月でつけるには2日に1回のペースが必要です。

日常生活で負荷をかける

社会人は週に3回も走る時間を作るのは難しいでしょう。ランニングの時間を取りにくい場合は、通勤時にウォーキングシューズを履いて、歩く速度をあげて距離を伸ばし、階段を多く昇るのがオススメです。日常生活で少し身体に負荷をかけるよう意識すると効果的です。駅ではエスカレーターでなく階段を使う、目的地に着くまでに2〜3分の早歩きを数回組み込むなどの工夫で、中程度に負荷のある活動を1日10数分は増やせます。

まずはストレッチ

運動が苦手な方が最初に取り組むのにおススメなのがストレッチです。激しい運動や無理な食事制限をしなくても、ストレッチをすると体質が変わります。運動量は小さいですが、筋肉をのばすことで凝った筋肉がほぐれて体の動きが大きくなり、日ごろの消費エネルギーが自然とアップします。「痛いのが気持ちいい」くらいの強さで、伸びにくい部分をじっくりと伸ばしていくのが効果アップのコツです。筋肉が温まっていると伸びやすいので、お風呂に入った後に布団の上で行なうと良いでしょう。

寝る前にすると

寝る前にストレッチすると眠りを深くするのにも役立ちます。体が十分にリラックスすると血流が良くなり、寝ている間に栄養や酸素が全身にいきわたり、老廃物の排出も促進されて疲労回復が早まります。ストレッチを毎日続けると、年齢に関係なく体の柔軟性がアップして、体が柔らかいとしっかり寝返りも打てるので、骨格のゆがみも整えられます。ストレッチひとつで、いくつも健康改善ができるのです。

    

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