夜間頻尿が「ふくらはぎマッサージ」で改善!

日中に血液は下にたまる

日中に立ち姿勢や座り姿勢で過ごしていると、重力によって血液は下の方にたまりがちになります。静脈には動脈のような弾力がない代わりに、逆流を防ぐ弁がついています。そのため、周囲の筋肉が収縮と弛緩を繰り返すと、自然に心臓方向へ血液の戻りが促されるのです。

血流とふくらはぎの関係

歩いたり運動したりしてふくらはぎを使うと、筋肉が収縮と弛緩を繰り返すことで、血液の戻りが良くなるいわゆる筋力ポンプのような仕組みが働きます。この筋力ポンプは加齢や運動不足が原因で衰えます。加齢の場合は自然とふくらはぎの筋力と静脈弁が弱るので、気づかないうちに筋肉ポンプが衰えています。そして、ふくらはぎと頻尿・・・全く関係ないように思われるかもしれませんが、この2つには深い関係があるのです。

横たわって血行が良くなると・・・

尿は血液をもとに腎臓で作られるので、血流が悪かったり足がむくんだりしている時は尿が効率よく作られません。腎臓では血液を待っているのに、その多くがふくらはぎに停滞している状態なのです。この状態で身体を横たえると、重力の影響がなくなって血行が良くなり腎臓の働きが活発になります。起きている時は好ましい現象ですが、夜間にそうなると夜間頻尿を引き起こします。それを防ぐには、就寝の2〜3時間前までに、ふくらはぎのむくみを取って腎臓への血行を促し、しっかり尿を作ることが大切なのです。

寝る3時間前までに

そのために最も手軽で効果的な方法が就寝3時間前までにふくらはぎをマッサージすることです。足首から上へ上へと水を流していくようなイメージで、適度な圧をかけながらマッサージしましょう。痛みを感じない程度に軽くもんだりさすったりして、左右のふくらはぎで20分ほど行なうのが目安です。ただし、寝る直前では逆効果になるので注意しましょう。

   

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