またまたブームがやってきた! ―発酵食品―

第4の麹ブーム

この頃は、塩麹、甘酒、麹水に続く「第4の麹ブーム」と言われています。コロナ禍の影響で健康への意識が高まり、免疫力向上が期待される発酵食品にあらためて注目が集まっています。これまでスーパーで買うものだった味噌やヨーグルトを自宅で手作りする人が多くなっているようです。

手軽に取り組める

ホームベーカリーや電気圧力鍋に発酵機能がついているものも多く、自家製ヨーグルトや甘酒などを簡単に作ることができ、手作りの発酵食品を毎日手軽に取ることが可能になっています。自宅で気軽に楽しめる発酵食品キットなどの登場も、ブームを後押ししています。

新しい発酵食レシピ

新しい発酵食レシピも色々と考えられています。特に注目は、砂糖を使用せずに米麹を使って炊飯器で手軽に作れる「発酵あんこ」です。麹の力だけで小豆を発酵させて作るあんこのことで、発酵過程で栄養が向上して健康や美容の効果が期待できます。小豆に含まれるデンプンを麹の酵素で糖分に変えるので、自然な甘味を引き出したやさしい味わいがでます。

流行するもっともな理由

発酵食の歴史は古く、採れた作物をどのように保存して余すことなく食べるか、人間の知恵を結集させた保存方法です。日本には味噌や醤油、納豆や漬物などがあり、世界各国にもワイン、チーズ、ヨーグルトなどの発酵食品が存在しています。健康を気にする時代に、「免疫力を上げる」や「病気予防」というキーワードで注目を集めやすいのです。さらに、食品の発酵が進むとうま味が増して美味しくなります。これからも色々と工夫された目新しい発酵食品が定期的に流行することでしょう。

    

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