冬に不調になりやすいから・・・早めのチェック
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冬になると寒さと空気の乾燥で呼吸器に不調が起こりやすくなります。ノドは粘膜に覆われていて、空気中の雑菌やウイルスが体内に侵入するのを防いでいます。ところが、乾燥して粘膜を覆う粘液が固まってしまうと、その働きが悪くなってウイルスを除去する機能が低下します。
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暖房が普及した現代でも冬に風邪などが流行るのは、寒さのせいよりも空気の乾燥が原因のことも多いのです。さらにノドだけではなく、その奥にある器官の肺にも悪影響を与える懸念があります。肺自体も冬に乾燥しやすく、炎症を起こしやすい、つまり肺炎を起こしやすい状態にあるのです。風邪やインフルエンザのウイルスは低温と乾燥の環境下では急激に増殖します。詳細が判明していないコロナウイルスも同じような傾向にある可能性は高いです。
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冬は呼吸器に不調が起こりやすい時期です。コロナ禍では身体に不調があっても、市販薬でしのいだり、自然治癒で治るまで放置したりしがちでしたが、呼吸器の不調は放置すると、悪化して治療が困難になるケースや重篤な病気につながることもあります。コロナ感染状況が落ち着いている今こそ、ノドや気管支の不調、もしくは胸のあたりの違和感などは、きちんと医療機関で調べましょう。
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初期に気がついた方が良い例としては、肺に穴が開いてしまう気胸があります。肺気胸の初期段階では、胸の痛みよりも息苦しさや咳といった症状がでます。レントゲンを撮ればすぐに分かる病気で、軽度の症状であれば安静にして様子をみる程度で済むことも多いです。ただし症状が進むと、入院して胸腔ドレナージ(胸にたまったものをチューブで排出する治療)などを行なう必要があるので、初期の発見が大切な病気なのです。
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