背中のコリをほぐす 「簡単ストレッチ」

背中のコリを予防しよう

デスクワークでも立ち仕事でも、背中の筋肉を長時間緊張した状態にすると、背中の筋肉に張りを感じたり、凝り固まったりします。内臓疾患による疾患と混同しないためにも、ふだんから背中のコリを予防することも大切です。

筋肉が過度に緊張すると・・・

内臓を囲むように構成されている胸郭は、腹筋や背部の筋肉、そして呼吸をする際に働く筋肉によって動いています。横隔膜から胸の筋肉、頚部の筋肉まで多くの筋肉と密に関わっているため、それぞれの筋肉が過度な緊張を起こして機能が低下すると、胸郭の動きや胸椎の機能も影響を受けてしまい、背中の痛みが出やすくなるのです。

深呼吸しながらストレッチ

背中のコリ緩和には、深呼吸しながら筋肉を伸ばすストレッチが最適です。
1.体の前で両手を組み、輪をつくります。
2.肩甲骨の間を開くように前方へ伸ばして静止。深呼吸をゆっくり2回
3.先ほどより上の位置に輪をつくります。
4.同様に斜め上方へ手を伸ばし、静止して深呼吸をゆっくり2回
5.頭上で手を組んで輪をつくります。
6.手を天井方向へ伸ばしていき、静止して深呼吸をゆっくり2回

斜め右と左も・・・

深く呼吸をすることで胸郭の動きやそれに伴う筋肉の張りから、その日の背中の筋肉の緊張度合いを知ることも、こりを悪化させないためには大切です。腕を右斜め上方へ、そして反対の左斜め上方へと手を伸ばすストレッチをプラスすると、体の横側の筋肉も伸ばせるストレッチができます。

    

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