災害ダメージを減らす…電気と燃料の確保

気温差が激しいと…

ライフラインが止まってしまうと、エアコンなどの温度調節の機器は使えなくなります。もし夏や冬など暑さ寒さが激しい時期に災害が発生した場合は、厳しい環境下となります。人は体の機能を守るために体温を一定にする仕組みが備わっていて、それをコントロールしているのは自律神経です。しかし寒暖の差が大きくなると、体温を一定に保つために自律神経の働きが活発になりすぎて、エネルギーを過剰に消費して体に疲労が蓄積します。

寒暖差疲労

このような大きな気温の変化に体がついていかない状態を「寒暖差疲労」と呼びます。そうした状態になると、頭痛、めまい、肩こり、だるさ、食欲不振など身体の不調をひき起こします。さらには、身体のみならずメンタルにも影響を及ぼし、イライラ、不安、落ち込みなどの症状がでることもあります。

電気と燃料の確保が大切

今まで述べてきたように、災害時には食に気をつけて、できれば温かいものをとることと、身体を適温に保つことが大切です。さらに、大切な人と連絡を取り合う、災害や救助の情報を入手できることも絶対に必要でしょう。たとえ災害にあったとしても、こうしたことができていれば災害ダメージを減らせます。そのためには何よりも電気と燃料の確保が必須です。

自分に合ったものを準備しておこう

乾電池式の充電器、ポータブルソーラー、発電機、固形燃料、発熱剤、カセットコンロとボンベなど、非常時の電源や燃料を確保するための商品が、手軽なものから本格的なものまで色々と販売されています。自分に必要な品物を考えて、買い置きしておきましょう。“何かあってもたった数日だから…”と高をくくらずに、いざという時に困らないように、事前に考えたり周りと話し合ったりすることが大切です。

    

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