物だけでなく…情報も持ち出せるようにしよう

かかりつけ医に行けないことも

震災時に困りやすいのがふだん飲んでいる薬です。持病を抱えた人が病院やかかりつけ医にすぐには通えない時は、別の医師や病院に薬を処方してもらうことになります。しかし、自分の服用している薬を覚えていないと、薬を特定するために手間がかかるのです。

大切なお薬手帳

そうならないために、大切にしたいのが「お薬手帳」です。お薬手帳は保険薬局では基本的に用意してあるので、多くの人が普段から使用しています。薬が処方されるたびに、薬の名前、剤形(錠剤やカプセルなど)、容量(何mgか)、用法(飲む回数・数・タイミング)などが書きこまれます。この他にも、アレルギーや副作用の情報など、処方にあたって注意が必要な持病、常用している市販薬やサプリメントなども自分で書きこんでおくと良いでしょう。

避難時に情報が分かるように

普段使っているものを、避難時にとっさに持って出られない場合もあるので、いつでも持ち出せるようにしておくのが大切です。もしくは、色々な場所に記録しておくのも良い手です。例えば、手書きのメモをお財布に入れておく、携帯で写真を撮って保存しておくと良いでしょう。遠くに住んでいる家族に手帳をコピーして渡すなど、情報を分散しておくのもおすすめです。

ちょっとした携帯品だけでも準備

薬の情報を書いたメモは非常用の持出袋に準備しておきましょう。それ以外にも、LED懐中電灯、乾電池、断熱シート、カッパ、マスク、携帯トイレ、ウエットティッシュ、ホイッスル、バンドエイドなど100円ショップで買えば、1000円程度でかなり充実したものを揃えられます。さらに、歯ブラシやキシリトールガムなど口腔ケアグッズも忘れずに入れましょう。働いている人は、家だけでなく職場にも揃えておくと良いでしょう。

    

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