今年はいつも以上のケアが必要

衣類や髪の注意

今年はとにかく症状を出さないために、今まで以上に色々な対策を心がけましょう。例えば、花粉が付着しにくいつるつるした素材の衣類にする、身体に花粉をつけないため帽子やマフラーをする、花粉に触れる表面積を減らすため髪の毛を結ぶ、こうしたことで少しでも花粉症の症状を抑えましょう。

花粉メガネも有効

花粉用のメガネも活用しましょう。鼻の症状をケアする人でもあまりケアされないのが目の症状です。ふだんであればかゆみを感じて目をこするのは何でも無いことですが、目からのコロナ感染が気になる今年はそう言ってもいられません。色々と対策が増えて大変ですが、花粉がつかないようにするための工夫は、コロナ感染のリスクを下げることにも役立ちます。

鼻の内側マスク

そして、今年一番注意しなければならないのが食事中のくしゃみです。食事の際にはマスクを外すので、この時のくしゃみは本当に困ったものです。食事中のくしゃみが止められない人には、鼻の内側にするマスク(鼻の穴に詰めるタイプのもの)を取り入れましょう。商品としてはノーズマスクや鼻フィルターとして売られています。

レーザー治療は防御力を落とす

こんなに気をつかうならば、いっそのこと症状が出ないように鼻の粘膜を焼くレーザー治療を試そうという人もいるかもしれません。しかし今年それを行なうのはあまりおすすめできません。粘膜は異物を排除する働きがあるため、レーザーで鼻粘膜を焼いてしまうと、その部分の防御力がおちてウイルスに感染しやすくなる危険が高まるからです。
※レーザー治療
アレルギー反応を起こす鼻の粘膜を焼いて、アレルギーを起こす場所を減らすことで症状を緩和させる治療法。体質改善ではないので粘膜が回復することで再び花粉症の症状がでるが、一度の治療で2年ほど効果が持続する。

    

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