コロナ禍の暮らしもほぼ一年たち、そして…


最初は他の国のことだったのに…

中国でのコロナウイルスが騒がれ出したのが今年の1月。当初は対岸の火事としていたものが、翌月には日本に入り水際での攻防、その翌月には学校の休校、さらに4月には緊急事態宣言による自粛。そこには、ふだんとは全く違う春がありました。

感染者数に振り回される日々

そこから少し落ち着き、withコロナとなり…色々と変わりながらも何とか平穏な日常に戻れそうと思った矢先に…今また感染者数が過去最高となっています。コロナに始まりコロナで終わる…今年は本当にコロナに振り回された一年でした。しかし、数年かかると思われていたワクチンはイギリスでは、すでに接種が始まりました。

ワクチン、大丈夫?

わずか一年足らずで仕上げたワクチンに対して不安の声も上がっていますが、実際は過去のSARSやMARSの時から研究自体は始まっていたそうです。ただし、もちろん盲信してもいけません。大切なのは正しい情報を得て判断していくことです。例えば、このワクチンの効果は95%と言われています。これはどういうことなのでしょうか?

内容をきちんと知っておく

この治験は約36000人を対象に行なわれ、その約半数にワクチンを接種し、残る半数の人たちには注射はするものの、その中身を生理食塩水にしたのです。そして、ワクチン接種をしてから1週間後までに新型コロナウイルスに感染した人数を調べたところ、ワクチンを接種した集団では8人、生理食塩水(ワクチン未接種)の集団では162人でした。つまり、ワクチンに罹らなかった割合が未接種の集団に比べて95%となるのです。ワクチン効果としては大変高いものですが、その効果がどれくらい続くのかなどは今後の調査となります。ワクチンに関してはこれからも高い関心と的確な情報収集が不可欠です。

   

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