マスクの息苦しさを和らげるには?

マスクの効果

近頃マスクの予防効果について調査が発表されました。布マスクと不織布マスクを比べると、吸い込む時には布マスクでは17%、不織布では47%のウイルスを抑えることができました。そして、飛沫を出す側がマスクをした場合は布でも不織布でも70%も抑えられたのです。

呼吸はまずい状態に

マスクのみで100%予防することは不可能ですが、予防効果を上げることはできるので、なるべくマスクはしておきたいものです。しかし、運動不足やストレスなどもあいまって、マスクを着用することによって息苦しさが増して、いまの私たちの呼吸はかなり危機的状況になっています。

ポイントは脳幹

呼吸は肋間筋や横隔膜などの呼吸筋が動くことによって肺の空気循環を行っていますが、その呼吸筋に指令を出しているのが脳幹です。脳幹は呼吸のほか、消化や循環をつかさどっていますが、多くのストレスに晒されているとうまく働かなくなるのです。脳幹はさまざまな神経とつながっているので、それらの器官を過剰に緊張させていると、脳幹もカチカチになってしまい、しっかりと役割を果たせなくなります。

あくび運動

脳幹と神経でつながっている各部位にうまく働きかけることで、健全な働きを取り戻しましょう。そのために良い方法を紹介します。まずは両手を頭上で組み、上半身を引き上げるように伸ばします。それから、あくびをしながら体を片方に倒して体側を伸ばし、あくびを出し切ってから体を中央に戻します。反対側も同様におこない、左右3回ほどやりましょう。深い呼吸をするには横隔膜の芯が緩んでいることが大切で、あくびをすることによって横隔膜を自然と緩ませることができるのです。この動きはふだんあくびをかみ殺している人ほど、試してみて欲しいものです。

    

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