人間を一番殺している動物は・・・蚊?!
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コロナ感染症が世界的に猛威を振るっていますが、感染症はコロナだけではありません。今年の夏は「人の密」を避けてアウトドアに出かける人も多いでしょう。そうしたところで気をつけたい感染症があります。それは蚊に関するものです。さまざまな動物の中で一番人間を殺している動物はじつは蚊なのです。
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蚊が媒介する感染症として数年前に国内感染が報告されたデング熱は、またいつ国内感染してもおかしくない状態です。また、蚊に刺されたことが原因で強いアレルギー反応が出る人もいます。大人が1〜2か所刺された程度なら発症する可能性は低いですが、子どもは注意が必要です。このアレルギー反応が出た場合は、発熱やリンパ節が腫れるなどの全身症状があらわれます。
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蚊を媒介とする感染症には、有効なワクチンがないものが多数ありますし、医療機関を受診するのはためらわれる昨今ですので、今年の夏は蚊に刺されないことが一番でしょう。蚊がいそうなヤブや木陰などでは長袖と長ズボンを着用して、素足でのサンダル履きは避けましょう。さらに、もちろん虫よけスプレーをこまめに使う必要もあります。
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同じ場所に居ても、蚊に刺される人と刺されない人がいます。蚊に刺されやすい人は蚊が寄ってくる要因があることが多いようです。蚊が寄ってくる要因は3つ、二酸化炭素・汗・体温です。まず子どもは注意が必要です。子どもは体温が高く、代謝がさかんで汗をかきやすいからです。また、肥満の人は刺されやすい傾向があります。やはり汗をかきやすく、肺がお腹で圧迫されて呼吸数が多くなり、その分二酸化炭素を発しやすくなり、さらに身体の表面積が広いのも一因です。そして、飲酒した人も要注意です。お酒を飲むと皮膚の血管が拡張して体温が上昇し、さらに汗をかきやすくなるからです。
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